今年の5月頃、経済産業省が公表した夏の電力需給見通しでは、ここ数年で最も厳しいとのことでした。
例年以上に省エネの取り組みが重要として、メッセージを出す方向で進めるようでしたが。
それにしても、夏の暑さというのはたまりませんよね。
省エネ・節電の意識を持って協力を!と言われても、今年の暑さはさすがにエアコンをつけていないと「節電の意識」どころか意識そのものがどこかへ飛んでいってしまいそうです。
ニュースなどを見ていると実際この暑さで多くの人が体調を崩しているわけで、そんなことを考えるとあまり無理しすぎるのはいけないと思うのですが。
というわけで夏の猛暑で体調を崩す方は毎年非常に多いのですが、症状として代表的なのが熱中症と脱水症状。
この二つについては、とにかく日頃からの対策が必要です。
ちなみにどちらの症状もひどい暑さが原因と思われています。
しかし原因は暑さばかりではないみたいです。
例えばクーラーをドライにしたときなんかは特に気をつけた方がいいとか。
クーラーをドライにすると湿度が下がりますよね。
このとき自分では気が付かないうちに体の水分がかなり減少しているんです。
要するに体は脱水症状に近い状態になっているということです。
クーラーをドライにして体の水分が次第に減少してくると、今度は汗が出にくくなります。
その結果、体温が下がりにくい状態になってくるというわけです。
こういった状況を避けるためには、こまめに水分を補給することが何よりも大切。
体温調節というのは目には見えない汗を絶えずかくことによって行われています。
普段は何気なく汗をかいているように思っている人がほとんどですが、実は汗を外に押しやるためには相当なエネルギーを使うようです。
ですから汗をかくとそれだけ体は疲れてしまうんですね。
そんなわけで水分だけをいくら補給してあげてもダメ。
つまり汗をかくときに使用したエネルギーを補給必要があるんです。
そうしないと、せっかく摂取した水分を体に吸収させることができないだけでなく汗に変えることもできません。
ではエネルギーをしっかり補わないと摂取した水分はどうなってしまうのか?
その答えは、尿として出ていくだけになってしまうのです。
これまで私は熱中症や脱水症状は猛暑の中で起こるのかと思っていました。
しかし涼しい家の中でも起こるとは恐ろしいですね。
皆さんもエアコンをドライにして使用するときは水分とエネルギーの補給を忘れないように気をつけましょう。