北欧家具の魅力|おすすめショップや有名デザイナーなどもご紹介

北欧家具 Yチェアの画像 Interior

シンプルなデザインと機能美が魅力の北欧家具は日本の住居にもマッチします。

ナチュラルな素材感を活かした北欧スタイルの家具でくつろぎの空間を演出してみませんか。

当ブログでは北欧家具の特徴や魅力のほか、北欧家具を販売しているおすすめのショップ、数々の名作を生み出してきた有名デザイナーをご紹介しています。

北欧家具の特徴

とても長く厳しい北欧の冬。

そのため北欧の人々は一年のほとんどを家の中で過ごさなければなりません。

家の中で楽しく快適な時間を過ごすため、北欧の家具には「飽きのこないシンプルなデザイン」と「優れた耐久性」が求められました。

北欧家具の持つ機能的で普遍的なデザインは北欧で暮らす人々のライフスタイルから生まれたものです。

そんな北欧家具のデザインは、シンプルで控えめに感じられるかもしれません。

しかし、温かみある天然木の素材感や洗練されたスタイルは、一時のブームにとどまらず今も多くの人々を魅了し続けています。

もちろん家具本来の性能は抜群で、長く愛用することで北欧家具の良さが存分に感じられると思います。

熟練した技術を持つ職人が選び抜かれた良質の素材を使い丹念に作り上げた正に逸品。

心地良い温もりと強いプライドが、北欧家具には感じられます。

北欧家具の魅力

北欧家具は伝統技術を受け継ぐ熟練した職人の手作業により作られているため、工業生産の一般的な家具に比べると若干値段が高く感じるかもしれません。

しかし、手間隙かけて作られた北欧の家具たちは、オーダーメイドのような丁寧な仕上がりと実用性に優れています。

北欧家具がそれだけの価値を持っていることは、オークション等でも相変わらず高値で落札されていることにも表れています。

ところで北欧家具の魅力のひとつは、その耐久性です。

素材となっている天然木は北欧特有の厳しい寒さの中で木が固くしまっているため、これにより抜群の耐久性が得られます。

また、飽きのこないシンプルで機能的な北欧家具のデザインは他の家具と調和がとりやすく、和風のインテリアにもなじみやすいというのも人気の理由です。

触り心地の良い天然木の質感と長く安心して愛用できる頑丈な作り、そして飾り気がなく上品なデザイン。

使うほどに北欧家具が世界中で愛されている理由がわかってきます。

北欧家具のおすすめショップ

温かみのある素材感、そして機能的で美しいデザインが日々の暮らしを豊かに演出してくれる北欧家具。

ここではヴィンテージの北欧家具や、オリジナルの北欧家具、北欧テイストのインテリアを取り扱うショップをご紹介します。

※各ショップの情報は更新日時点のものです。営業状況が変更されている場合がありますので、最新の情報は各ショップの公式ホームページでご確認ください。

re-kagu(リカグ)

re-kagu(リカグ)は愛知県刈谷市の白半木材株式会社が運営するリ・フィニッシュド家具販売サイト。

白半木材は「古い家具を修復する」だけでなく、「修復できる家具作り」に取り組んでいる会社です。

そんな白半木材が手掛ける「re-kagu」は1950~1980年代に北欧で生産された家具を自社工場で再生したもの。

一般的なユーズド家具とは異なり、工場で徹底的に再生された「re-kagu」は、古い家具を敬遠していた方でも安心して使えるものばかり。

re-kaguが特にこだわっているのは、リペアの際にオリジナルのデザインや仕様を損なわないようにすること。

そして、使用感を徹底的に無くすということ。

このようなポリシーのもとで生まれ変わった北欧の古い家具たちは、一見すると新品かと思えるほどの仕上がりです。

ちなみに白半木材ではウェグナー、ヤコブセン等の北欧デザイナーズ家具も取り揃えており、また北欧テイストたっぷりのオリジナル家具も素敵です。

pour annick(プールアニック)

pour annick(プールアニック)は北欧家具をはじめとし、オリジナルデザインの家具やカーペットなどを取り揃えたライフスタイルショップです。

東京・目黒の店鋪は2009年にリニューアルオープン。

仕切りの無い店内はナチュラルな木の床と白い壁に囲まれ、とても広々とした空間となっています。

もちろんpour annickにはネット通販に対応したオンラインストアもあるので、お店に行けないという方も買い物可能です。

なお、オンラインストアではカイ・クリスチャンセンの復刻版ソファも販売しています。

カイ・クリスチャンセンといえばハンス・J・ウェグナーやボーエ・モーエンセン達とともに、デンマークの黄金時代のデザインを生み出した人物。

pour annickで手掛けたのは、彼が1956年にデザインしたアームチェアです。

繊細なアームを持つこの美しいフォルムをしたソファを、pour annickではペーパーナイフソファと名付けて販売しています。

ちなみにペーパーナイフシリーズにはアームチェアの他に2人掛けソファや3人掛けソファなども取り揃えています。

また、pour annickではペーパーナイフソファにマッチするペーパーナイフ・ローテーブルも販売。

このテーブルはカイ・クリスチャンセンがpour annickのために、ペーパーナイフソファに合わせてデザインしてくれたものだそうです。

unico(ウニコ)

シンプルでどこか懐かしい雰囲気が漂う「unico」の家具。

インテリア雑誌などで紹介されていることも多いショップですので、unicoの家具を既に目にしている方は多いと思います。

ちなみにunicoにはコンパクトサイズの家具が豊富なので、北欧のユーズド家具ではちょっと大きすぎるという方にはお勧めです。

unicoのショップは代官山、川崎、金沢、京都、札幌など関連ショップを合わせると国内に50店舗近くありますが、ネット通販にも対応しているのでお店まで足を運べないという方でも買い物可能。

なお、unicoには様々なシリーズ家具がありますが、チーク材を使用した北欧ユーズドテイストの「ALBERO」は一見の価値ありです。

また、ウォールナット材を使用した北欧テイストの「HOLM」も、自然な素材感と上質な雰囲気を楽しめます。

北欧家具の有名デザイナー

最近、日本のカフェやレストランなどで見かける機会が多いアントチェアやセブンチェア。

日本でもインテリア好きには抜群の人気を誇り、北欧家具といえば必ず名前が挙がるYチェア。

これら不朽の名作を生み出してきた北欧家具の有名デザイナーをご紹介します。

Arne Jacobsen(アルネ・ヤコブセン)

アントチェアやセブンチェアで有名なArne Jacobsen(アルネ・ヤコブセン)はデンマークの生んだ世界を代表する家具デザイナー。

アルネ・ヤコブセンは成型合板等の新素材や新たな手法を積極的に取り入れ、数々の名作を世に生み出しました。

ちなみに建築家でもあったアルネ・ヤコブセンは、デンマークの首都コペンハーゲンにあるSASロイヤルホテルの設計も手掛けています。

このプロジェクトでは建物の設計だけでなくインテリアも自ら担当。

また、家具や照明器具をはじめとし、食器類にいたるまでデザインしています。

有名なエッグチェアはこのホテルの開業に合わせてデザインされたもので、現在もロビーで存在感を放っているそうです。

なお、SASロイヤルホテルにはアルネ・ヤコブセンの手掛けたインテリアデザインが当時のまま保存されている部屋もあるそうなので、機会があれば是非訪れてみたいものです。

Hans J. Wegner(ハンス・J・ウェグナー)

デンマークのトゥナーで生まれ育ったHans J. Wegner(ハンス・J・ウェグナー)は、13歳で家具職人になるべく修行を始め、その後コペンハーゲンの工芸学校で家具デザインを学びました。

工芸学校を卒業してからデザイン事務所で2年間勤務の後、北欧デザインの巨匠アルネ・ヤコブセンの事務所に勤め始めています。

ハンス・J・ウェグナーは数多くの名作を残していますが、中でも日本で特に親しまれているのがYチェアやザ・チェアです。

ザ・チェアはテレビ討論番組にてジョン・F・ケネディが座ったというエピソードも有名ですね。

また、ハンス・J・ウェグナーの作品は、ニューヨーク近代美術館を始め多くの公共機関にコレクションされています。

なお、1995年には彼の生まれた故郷トゥナーにウェグナー美術館がオープンしました。

Finn Juhl(フィン・ユール)

デンマークのコペンハーゲンに生まれたFinn Juhl(フィン・ユール)は、優れた彫刻的形態と造形感覚で独自の世界を作り上げた北欧デザイン界における孤高の天才。

様々な作品を手掛けたフィン・ユールですが、中でも椅子に関してはイージーチェアやアームチェア、ダイニングチェアなど多岐に渡っています。

フィン・ユールが生み出した優美な曲線を持つ椅子たちは後のデザインに多大な影響を与え、名作の数々は現在でも高値で取り引きされています。

ところで、王立美術学校建築科を1934年に卒業したフィン・ユールはその後独自のデザインを構築していき、優れたクラフトマンであるニールス・ヴォッダーとの出会いにより家具デザイナーとしての地位を確立しました。

「世界で最も美しいアームをもつ椅子」といわれる名作NV-45は、ニールス・ヴォッダーの力なくしては世に生み出されなかった作品と言われています。

その形態やディテールの美しさから家具の彫刻家と呼ばれたフィン・ユールは、「家具をより美しくより心地よいものにする」、「自分が使いたいと思う家具を作る」という姿勢を生涯崩すことはありませんでした。

なお、フィン・ユールの作品の多くは世界各国の博物館や美術館に収蔵品としてコレクションされています。

ちなみに飛騨高山の家具工房・キタニでは、フィン・ユールがデザインした家具の製造ライセンスを取得し、数ある名作の修復や復刻生産を手掛けています。

また、キタニでは建築家でもあったフィン・ユールがコペンハーゲン近郊に建てた自邸とともにデザインした美しいインテリアも再現するというプロジェクトも計画。

完成はフィン・ユール生誕100年となる2012年を目指しているそうです。

Kai Kristiansen(カイ・クリスチャンセン)

1916年デンマークに生まれたKai Kristiansen(カイ・クリスチャンセン)は、同時代のハンス・J・ウェグナーやボーエ・モーエンセンと同様にコーア・クリントの思想を継承したデザイナーです。

「古代は我々よりも、もっとモダンである」というコーア・クリントの思想を受け、過去の優秀なデザインから新しいものを見出したカイ・クリスチャンセン。

そんな彼が生み出した作品は、いずれも実用的でスタンダードな美しさを持っています。

カイ・クリスチャンセンといえば、繊細なアームを持った美しいフォルムのチェアやソファが有名。

製造されなくなって久しい彼の作品を、日本のpour annick(プールアニック)というショップが「ペーパーナイフソファ」というネーミングで復刻していました。

ちなみにpour annickでは2007年の夏に、名作と呼ぶにふさわしいNo.42チェアを復刻版として発売。

更に、2008年にはこのチェアにマッチするユニバースダイニングテーブルも世に送り出しました。

※Kaare Klint(コーア・クリント)
コーア・クリントは、様式化した伝統的な家具の中にもデザインの美しさを認め、装飾性を廃しシンプル化することによるリ・デザインの考え方を広めたデンマーク生まれのデザイナーです。

また、人間工学を家具デザインの分野に取り入れ、「分析と計測の概念」を持ち込んだ最初の人物でもあります。

彼の思想を受けた優れたデザイナー達が1950年代のデンマーク家具黄金時代を形成したことにより「デンマーク近代家具デザインの父」と言われています。

Borge Mogensen(ボーエ・モーエンセン)

Borge Mogensen(ボーエ・モーエンセン)は1914年にデンマークに生まれ、王立美術大学家具科を経た後、コーア・クリントの事務所で働くとともに、王立美術大学にてクリントの下で教鞭をとっていました。

その後、1940年代には高品質で手頃な価格の家具を提供することを目的としたデンマークFDB(協同組合連合会)家具開発部門のチーフデザイナーを勤め、日常生活品の品質改善計画に従事。

ここでは「J39」などの名作が生まれ、ボーエ・モーエンセンはデンマーク家具デザインを代表する人物となりました。

ボーエ・モーエンセンが目的としていたのは「日常生活の中で使用できる機能的な家具を作る」ということ。

その言葉のとおり彼は常に一般大衆の視点に立ち、デザイン・品質ともに優れた数多くの作品を残しました。

なお、同時代のデンマーク家具デザインの巨匠ハンス・J・ウェグナーとは非常に親交が深かったようで、1940年代後半にコペンハーゲンで開催されたシェーカー家具の展示会には、ボーエ・モーエンセンとウェグナーが一緒に訪れていたようです。

※シェーカー家具
シェーカー家具とは、18世紀後半から19世紀にかけて、アメリカのニューイングランド地方でマザー・アン・リーをリーダーとするシェーカー教徒によって創られた家具のことです。

シェーカー教徒は厳格な清教徒で、装飾性を避けシンプルであることを重んじ、簡素で優美な生活を目指しました。

そのようなシェーカー教徒によって創られた、装飾を排したシンプルで機能的なデザインのシェーカー家具は、現在もアメリカやヨーロッパにおいて高い評価を得ています。

北欧家具に使われる木材

天然木材は張り合わせなどの人口加工が施されていない一枚板で一般に無垢材と呼ばれています。

木材の性質は元となる木の種類によって様々ですが、堅木と呼ばれる広葉樹は家具に用いられることが多く、軟木と呼ばれる針葉樹は建築材として主に使用されます。

ここでは北欧家具に使われる主な木材をご紹介します。

・チェリー材
日本で古くから愛されてきた木材で、加工性,着色性に優れ磨くだけで光沢が出ます。

・ビーチ材
産地は北米で木肌は緻密、表面仕上がりも美しいのが特徴です。また、最近のナチュラルテイストの家具にも良く使われています。

・ローズウッド材
赤みのある濃紫色の心材に黒紫色の縞が美しい、世界を代表する高級銘木のひとつです。その中でも特に希少なものブラジリアンローズはワシントン条約の絶滅危惧種に指定されています。

・マホガニー材
紅褐色で優しい風合いを持つ世界的な高級銘木で、特に欧米で高く評価されています。ホンジュラスマホガニーが最高級とされていますが、現在では伐採禁止となっています。

・ブラックウォールナット材
チーク、ローズウッド、マホガニーと並ぶ世界的な高級材ひとつです。強度と粘りがあり、古くから高級家具材や工芸用材として用いられる。

・パイン材
アメリカンカントリー家具に代表されるような、カジュアルな家具に使用されています。フシが多く耐水性に富んだ加工しやすい木材です。

・メイプル材
絹のような光沢が魅力の衝撃性に強い木材です。メイプルは高さ40m程にもなる落葉高木で、カナダの国旗にデザインされているのはこの葉です。

・チーク材
なめらかな肌触りが魅力のチークは、豪華客船の建造材としても重宝される世界的な最高級材のひとつです。北欧の家具に良く使われるチーク材は、使い込むほどに色の深みが増し綺麗な飴色になっていきます。

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